Sukemane

木下 有彩

ありきたりの波に逆らいたい。
面白い環境で目線を変えて考えたい。

木下 有彩

東京大学 法学部3年
京都出身。中高一貫校でそれまでなかった競技カルタ部を創設。部員60名超の大所帯に育てる。大学入学後は、他大学の学生とも連携し、受験生向けSNSアプリの開発プロジェクトをはじめる。学生団体「まなぶHUB」代表として、23年5月にリリースしたサービスの拡販と認知拡大に奮闘中。
まなぶHUBサイトはこちら

外交官、弁護士よりもビジネスが自分に合う。

外交官、弁護士よりもビジネスが自分に合う。

家族全員が医者の家庭に生まれました。生徒の半数以上が医学部に進学する中高一貫校に通いますが、親から医者になることを強制されたわけではなく、外交官になることを目指して中学生の頃から東大を目指して勉強をしてきました。無事に東大に合格しますが、まわりとは違う道を選んだので、同じ学校から進学をした友達がいません。コロナ禍でオンライン授業だし、人との関わりをつくることも難しい。孤独を抱えてしまい、環境を変えなければと強く思ったことがきっかけで「まなぶHUB」アプリのアイデアを考えます。他大学の学生も巻き込み学生団体プロジェクトをはじめました。

外交官になりたいという想いについては、実際に外務省で働く人と会ったり、セミナーに参加するなかで考えが変わっていきました。働き方が自分に合わないと思ったからです。もうひとつのキャリアとして弁護士を志望していた時期もあるのですが、アプリ開発プロジェクトを代表として推進していくなかで、ビジネスの世界への興味がどんどん強くなっていきました。シンプルに楽しいし、奥深い。まわりからビジネスに向いているよと言われることも多い。実現に向けて人をまきこんだり、ガツガツ動いていくことも得意です。進路についてはいろいろな迷いがありましたが、3年生になって、私は「ビジネスの世界で行きていくこと」に決めました。


大学とは違う環境でちゃんと将来を考えたい。

大学とは違う環境でちゃんと将来を考えたい。

スケマネには環境の変化を求めて入会しました。東大には似たようなタイプが多く、進路についても、ある程度道ができているので、ほっておけばまわりと同じように流されてしまいます。でもその波に逆らいたい。自分自身でちゃんと考えて、やりたいことを見定めて、将来を決めたい。「今まで見えてなかったキャリアを知ること」「新しい価値観を見つけること」。そのために一歩外に踏み出して「面白い人に出会える環境」であるスケマネを使おうと思いました。加えて、起業をするという道も視野にあったので、その相談相手が欲しいなという気持ちもありました。

スケマネでは1ヶ月間で新規事業を提案するプロジェクトに参加しました。最終的に社長にプレゼンをして、採択されれば出資してもらい、実現する可能性のあるプロジェクトです。とても実践的。細部まで緻密に考える必要があるし、年齢も考えていることもバラバラなスケマネ生たちと、みんなで提案を考えていくことも、大きな刺激となりました。現時点で考えている将来プランは、いつか起業するためのスキルを身につけるためコンサル会社に行くこと。もやもやしていた志望動機が明確になりました。スケマネは普通の学生ではできない経験ができます。その機会をつかむのは自分次第ではあるけれど、刺激を求める人にとっては、期待に応えてくれる環境がある場所です。

※2023年6月のインタビュー内容です。

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